天然ガスの確認埋蔵量で、世界第4位を誇るトルクメニスタン。
同国のカラクム砂漠で約40年間燃え続けている「地獄の門」と呼ばれるガス穴を封鎖しようという動きが出ている。

アメーバニュースによると、この穴は、旧ソ連時代の1971年、地下で行われていた掘削作業中に爆発が起きてできた。幅約60メートル、深さ約20メートルの大きさで、ガス漏れを防ぐために火が放たれ、それ以来燃え続けている。

国営テレビによると、今週、ベルドイムハメドフ大統領が現地を訪れ、ガス穴を封鎖するか周囲のガス田開発の妨げにならないような方策を考えるよう地元当局に指示したという。

トルクメニスタンは今後20年で、天然ガスの生産量を現在の年750億立方メートルから3倍に増やす計画で、ロシアや中国、イランのほか、西ヨーロッパ、インドなどへの輸出を拡大することにしている。



このガス穴を目的に訪れる観光客もいるほか、動画共有サイトの「ユーチューブ」に投稿された動画も人気を集めている。動画は以下から。