東京・銀座にあるパリの老舗宝石店「モーブッサン」が1日から、先着5,000人に0.1カラットのダイヤ(5,000円相当)を無料で配布するというキャンペーンを行い、最長1.5kmもの大行列ができた。

無料ダイヤを受け取り
「おかげさまで、10代若くなっちゃった」
「今のところ、記念で持っておくのと、恋人ができたらこれを飾って、プレゼントできたらいいなと思っています。(彼女は何年くらいいない?)結構(長い間)いないですね。(新しい彼女ができたら?)これ(ダイヤ)がもれなくつきます。アハハハ」
など喜ぶ人がいる一方、騒動も起きた。

ダイヤは1人ひとりに店のコンセプトや商品の説明などをしながら配布するため、1日だけでは330人までしか時間的に配布できない。ダイヤを渡されなかった人には引き換え券が渡されたが、後日あらためて指定された日時に来店しなければならず、担当者に説明を求める人が続出した。

「聞こえねーよ。誠意がねーよ。誠意がよー。こっちはもらえるっていって並んでたんだからさ」
などと話す人や、整理券をもらえなかったと訴える人まで現れ混乱は拡大した。

モーブッサンジャパンのヤニック・デリヤン社長は騒動について謝罪し、
「一番大きいのは、思ったより(お客さんの)反響が大きかったこと。(この事態は予想していた?)してませんでした。お客さんが多く来たのは本当にうれしかったんですけど、今はご迷惑をかけたので、本当に申し訳ございませんと言いたいです」
と話した。

一方で、周囲の喫茶店などでは普段来ない客層の来店で売り上げが伸びるなど思わぬ経済効果が出たとのこと。

原文http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00156309.html